2012/07/31

色遊び



Stone:Jade、Labradraite、Smoky Quartz




販売とは関係なく、配色を見たりお遊びでjewelryを作る事があります。 
今回は紫を基調とした石合わせをしてみました。 
使用石は紫に染め加工したジェードとラブラドライト、スモーキークオーツ。

粒々のimageはCallicarpa dichotoma(コムラサキ)



紫と茶、紫と緑、紫と灰、紫と黒、紫と青・・・。 
紫を基調とした好みの配色はいっぱいあります。 


30歳を越えた頃から、お洋服や小物など紫を買うことが多くなったかな。 
若いお嬢さんには少々取り入れにくい色かもしれないけれど、 
アタシはもういい大人なので(笑)、これから更に『紫』との付き合いが 
楽しくなっていくんだろうな〜ってワクワクしています。



2012/07/30

Green Amethyst(Prasiolite)




Stone:Green Amethyst(Prasiolite)


2月の誕生石であり射手座・水瓶座・魚座の守護石でもあるアメジスト。 
グリーンアメジストの正式名称は『Prasiolite(プラシオライト)』、 
ギリシャ語の明るい緑と意味する【prasios】に因みます。 
よく知られているパープルのアメジストも美しいですが、 
このグリーンもまた爽やかで魅力的な石ですよね。 


この美しいグリーンの色が出たのは偶然の産物のようで、 
1953年にブラジルのバイア州Montezma鉱山産のアメジストを「偶然に」 
650度で加熱した際にこの美しいグリーンにエンハンス(変色)したのだそう。 
一部の鉱山のものしかこの色に変化しないので、もともと希少な石ですが、 
もっと希少なものは、この偶然の産物よりもずーっと前、およそ3000万年前に 
起きた地殻変動(火山活動)による加熱作用で緑の水晶に変わったもの。 
これは流石に一般的に手に入れるのは、なかなか難しい石なのでしょうね。 



そうそう。 
この『Prasiolite(プラシオライト)』という呼称は、 
19世紀末から20世紀初頭にあの Tiffany & Co. が命名したのですが、 
当時発売した宝飾品の中にグリーンアメジスト(プラシオライト)の 
指輪があったらしいのです。 


Tiffany & Co. の発表した最初のプラシオライトリングとは 
どのようなものだったのでしょう? 
アタシが一度はこの目で見てみたいjewelryの一つです。 





Gray Moon Stone




Stone:Gray Moon Stone、Fresh Water Pearl 




ムーンストーンといえば、乳白色のものという印象がありますが、 
淡青色、淡緑色、帯橙桃色、淡灰色など、他にも色々な色があります。 
今回、淡水パールネックレスのアクセントとして使ったのは 
グレームーンストーン。落ち着いた色味ですが、シラーがハッキリ 
出ており、上品な輝きがある石で気に入っています。 
グレームーンストーンはブラックムーンストーンが正式な呼称。 
月の満ち欠けの欠けた際の影をあらわしているのだそう。 


使用されていた歴史は古く、古代インド時代から身に着けられていた 
ようです。月の輝きが結晶した石だと信じられ、月の魔力の化身として 
神聖視されていた…というところから来ているのでしょうか? 


とてもロマンチックな話もありますよ。 
中世ヨーロッパでは、恋人達が互いにムーンストーンを贈り、 
愛と絆を深める風習があったそうです。月光の下でムーンストーンを 
口に含んで唱えると願いが叶うという伝説や、恋愛のおまじないなども 
数多く伝わっています。 


この歳でそれをする(月光の下で願い事)のは、さすがに恥ずかしいですが、 
とても夢のある伝説でいいなぁ〜って思います^^



2012/07/27

Tourmalinated quartz




Stone:Tourmalinated quartz 




ブラックトルマリンインクオーツは、その名の通り、水晶の中に 
ブラックトルマリンの柱状・針状結晶が内包された天然石の事。 


ネガティブなエネルギーを浄化、純化する力に優れているので、 
持ち主をマイナスエネルギーから強く守り、心身を良い状態に 
保つサポートをしてくれる石と言われているようです。 


水晶の中に何かが含まれているという鉱物は色々ありますが、 
閉じこめられていることにより、鉱物単体の状態よりも 
より強くそのパワーを発揮することが出来るんだそうですよ。 


残念ながら、歴史上では有名な話や宝飾品が出てこないですが、 
インクルージョンの織りなす模様は、とっても素敵。 
ブラックとクリアの組み合わせって、なかなか格好良いと思いませんか? 
カットする部分によって様々な表情を見せてくれるので、 
どれを使おうかなぁ〜?って、石合わせをするのが 
とても楽しいストーンの一つです^^


2012/07/20

Fibula




Stone:Labradrite、Fresh Water Pearl、Smoky Quartz 



Brooch。最近になって、好むようになったアイテム。 
なんとなくマダム感があって、敬遠していたのですが、 
今の若いお嬢さんには。昔と違って Brooch はマダムのjewelry
というイメージはもうないのかも知れないですね。
(そもそもそんなイメージを持っていたのはアタシだけかも…) 


この Brooch は相方さんのお母様にプレゼントしたもの。 
贈ってすぐに身に着けて着画を送ってくださった。ありがたいです。 


Broochは、すでに青銅器時代から存在していたアイテム。 
当時は別の呼び名だったようで、今のように宝飾装身具として 
ではなく、衣服を留める留め具として使用されていました。 
時代の流れとともに、着用する者の身分や民族性など、 
アイデンティティを示すアイテムとして、装飾なども 
凝ったものになっていったようです。 


当時の名称は『Fibula(フィビュラ)』。 
初期のFibula は、大きな安全ピンのような形をしています。 
Fibula で画像検索すると「骨」の画像が出てきますが、これは、 
新石器時代の留め具(骨)が青銅器時代に素材が移り変わったものの
呼称だけはそのままだった…という事なのかしら? 


意外にも、古代のFibulaは保存状態が良く、個人でも比較的 
入手しやすいようで、コレクターズアイテムになっているみたいです。 
お値段的には庶民にはなかなかの買い物なのだと思いますが、 
コートなどにポイントに着けると素敵だろうなぁ… 
なんて妄想が膨らむ訳です(笑) 



2012/07/17

L'été est venu




               @淀屋橋



三連休だったので、実家に帰ろうかと思ったのですが、 
京都は丁度祇園祭真っ直中。人混みに当たりそうだったので、 
こっちでのんびりすることにしました。 
(いつも祇園祭の頃は最寄り駅から実家まで、通常なら10分も 
 かからない道程が、観光客の波に飲まれ、牛歩、牛歩で 
 30〜40分くらいかかってしいまいます・笑) 


いつもは出来ないお寝坊を楽しみながら、昼過ぎからお散歩。 
ランチからアルコールで「でへへ〜っ」、ディナーももちろん 
アルコールで「でへへ〜っ」、という連休でした。 
確実にズボンがキツイです。お散歩のカロリー消費など 
殆どないのだと痛感した次第です。。。。 


今日梅雨明けの宣言が出ましたね。 
連休後半は、きっともう梅雨が明けてたんでしょうね。 
当初の予定(雨のち曇り)なんて、嘘っぱち。ピーカン。 
まさに灼熱でした。金属がギラギラと光り、吸う空気も熱く、 
久しぶりに汗が伝う感覚を味わいました。 


あと2ヶ月近くこの気温が続くかと思うと、ちょっとげんなりです…。 
嗚呼、キンキンに冷えたビールがアタシを呼んでいる!!! 



2012/07/10

Blue Assort for Risette



いつも素敵な商品をアップしては、アタシを悩ませる(笑) 
長野の雑貨店『Risette』さん。先日彼女のお誕生日に贈った 
jewelry をとっても素敵に撮って紹介してくださいました。 


作ったものを、お店に納品したり、オーダーいただいた方に 
お届けした後に、こうやって自分の jewelry を見る機会って 
意外とないもので、とっても嬉しかったので、彼女にご了承いただき 
こちらにもお写真を掲載させていただきました。 
( jewelry が何割増しにも素敵に見える〜っ♪ Risetteマジック・笑) 



              photo by Risette



この2つのネックレスは以前 Blog(『Une vendange d'allemand 1950』 
『MARKEN』) でも紹介しているのですが、 
彼女がイイネって言ってくれたもの。もうその時から、
お誕生日に贈る気満々で、その日が来るのが待ち遠しかったです。 



              photo by Risette



そして、こちらのピアスは夏のお嬢さん(Risetteさん)をイメージして 
涼やかなモノをと思い作りました。使用石はアパタイトとミルキークオーツです。 


mayuちゃん、いつも楽しい気分にさせてくれてありがとう!
これからも宜しくね♪





様々なご縁をいただき、少しずつですがjewelryが関西圏を飛び出し 
色々な地へお送り出来るようになり嬉しい限りです。感謝感謝。 


2012/07/03

Bonjour Tristesse



Stone:Labradrite 




雨模様の今朝。 
ある方への資料として、ピアスを撮影したのですが 
(…といっても携帯でパシャリですが・苦笑) 
撮った写真を見ていて、何かに似てるなぁ〜って思ってたんです。 



で、さっき。 
記憶から引っ張り出したのは、これ。 




こちらは片方からの涙だけれど…少し似てませんか? 
『Bonjour Tristesse(悲しみよ こんにちは)』の映画ポスター。 



詳しい内容は忘れてしいまいましたが…。 
南仏・リビエラでの少女と少女を取り巻く人々の
ひと夏のヴァカンスを、 少女の回想を織り交ぜて描いた作品。 
思い出はカラー、現在がモノクロームで撮られていたのが印象的でした。 



そしてなにより。 
Jean Seberg(ジーン・セバーグ)演じるヒロインの髪型 
「セシル・カット」がとても魅力的でした。 




実は、「セシル・カット」はアタシの永遠の憧れ。