2012/01/19

Blanche-Neige







今回のpapier découpé(切り絵)のテーマは
『白雪姫』



白雪姫も『眠れる森の美女(前々回blog)』同様に 
諸説あるようですが、こちらもやはり基本的に初版は
子供には不向きな、生臭い空気感が漂う記述が多いですね。 
7人の小人は7人の人殺しだったとか、 
白雪姫を貰いうけた王子様は死体愛好家だったとか。 
(「死体でもいいから」と言ったらしいですが、 
  むしろ「死体がよかった」んですね…) 



最も驚いたのは、白雪姫が最初に王妃に命を狙われたのは
わずか7歳の頃だという事実。その後も手を替え品を替え
命を狙われる訳ですが、あの毒りんごを食べたのは
10歳頃の話だったようです。
7歳の少女を手に掛ける、王妃の心に巣くった「美」への執着。 
何が王妃をそうさせるにいたらしいめたのか、 
王妃の生い立ち等々にも興味が湧くわけであります。 
鏡は、内在する自己との対話を意味するのでは? 


『鏡よ、鏡よ、鏡さん・・・』