2011/04/19

Le Dormeur du val

 




最近よく、『草原』とか『風』といったワードが、 
頭の中を駆け抜けていく。 
忙し過ぎるゆえの逃避行かしら・・・。 



お昼休みに、『草原』をキーワードにネットサーフィン中 
偶然見つけた印象的な詩。 
ジャン・ニコラ・アルチュール・ランボー 
(Jean Nicolas Arthur Rimbaud 1854-1891) 
というフランスの詩人によるもの。 
この詩は彼が16歳の頃に書いたものらしく、
彼が「早熟の天才」と評されていることは大いに頷けます。 



Le Dormeur du val (谷間に眠る男) 


C'est un trou de verdure ou chante une riviere
Accrochant follement aux herbes des haillons
D'argent; ou le soleil, de la montagne fiere,
Luit: c'est un petit val qui mousse de rayons. 

Un soldat jeune, bouche ouverte, tete nue,
Et la nuque baignant dant le frais vresson bleu,
Dort; il est etendu dans l'herbe, sons la nue,
Pale cans son lit vert ou la lumiere pleut. 

Les pieds dans les glaieuls, il dort. Souriant comme
Sourirait un enfant malade, il fait un somme:
Nature, berce-le chaudement: il a froid. 

Les parfums ne font pas frissonner sa narine;
Il dort dans le soeil, la main sur sa poitrine
Tranquille. Il a deux trous rouges au cote droit. 


ここはみどりの穴ぼこ 川の流れが歌をうたい、
銀のぼろを狂おしく岸辺の草にからませる
傲然と立つ山の峰からは太陽が輝き
光によって泡立っている小さな谷間だ 

若い兵士がひとり 口をあけて 帽子も被らず
青くみずみずしいクレソンにうなじを浸して
眠っている 草むらに横たわり 雲の下
光り降り注ぐみどりのベッドに 色あおざめて 

グラジオラスに足を突っ込んで ひと眠りしている
病んだ子供のようにほほ微笑みながら
自然よ あたたかく揺すってやれ 寒いのだから 

かぐわしいにおいに鼻をふるわせることもなく
かれは眠る 光をあび 静かな胸に手をのせて
右の脇腹に赤い穴がふたつのぞいている 



-宇佐美斉 訳 ちくま文庫ー 

 

2011/04/15

『Tighten Up』

 
 
サントリー金麦の『花見』篇は最近のお気に入りCM。
今までは金麦と言えば女優・檀れいさんでしたが、『それぞれの金麦』という
シリーズでキャストを代えて新しく展開されるようですね。高良健吾さんよりも
ブラックマヨネーズ・吉田敬さんがメインっぽくなっているのがいい。 




先輩・後輩の何気ない会話。
男同士ってこんな感じなのかしら?と想像しながら観ています。 
まぁ、実際はこんなスマートな感じじゃないんでしょうけれどね。 



映像はもちろんですが、このCMが好きな一番の理由はバックで流れている曲。 
昔(1980年頃?)、YMO(イエローマジックオーケストラ)がカバーした
『タイトゥン・アップ』という曲があるのですが、CMで流れているのはその
オリジナル。Archie Bell & The Drells(アーチー・ベル&ザ・ドレルズ)の
『Tighten Up』です。1968年、全米No.1ヒットになった曲ですが、
日本ではYMOの曲の方が有名かしらね。 



CMの桜の花びらに乗って、音からも空気感や風を感じます。 
名曲だな。

 

2011/04/04

『時々、ずっと』

    
 会社の派遣の方にいただきました。




 見覚えのあるクラシカルなパッケージなので、すぐに大好きな
 セイカ食品(株)の「ボンタンアメ」のシリーズだとわかりました。



 「ボンタンアメ」も「兵六餅」も大好きなので、食べ始めたらエンドレス。
 もう一つだけ、もう一つだけ…と言って結局一箱完食してしまうので、
 アタシにとっては魔物です(笑)
 ボンタンアメはロングセラーですよね。タイトルの「時々、ずっと」は
 「ボンタンアメ」のキャッチフレーズだったと記憶しています。
 年間何千万個製造していると何かの番組で見たような…。
 キャッチフレーズの通り、本当に永く愛されている商品ですよね。



 この「さくら餅アメ」は、ほんのり桜餅。あっさり目のお味も好みでした。
 もっと食べたいんだけど…限定商品なのかしら?九州新幹線さくら全線開業
 記念で「ボンタンアメ」「兵六餅」「さくら餅アメ」が3つセットで
 パッケージされたものが発売されている事はネットで知りましたが、
 単品売りしてるのかしら?
 帰りにキヨスクで見てみよう。