2012/05/30

Bijouterie délicieuse




               Stone:multicolor agate 


14mmのmulticolor agateで飴玉みたいなペンダントを作りました。
(グラデーションになるように石をセレクトしましたが、微妙になりきってないような…笑
結構な重量で肩凝り必至ですが…すっごく映える色で気に入っています。 
もうこの石の取扱がないのが残念。もっと買っておけばよかったぁ〜。 


『美味しそう』 


お洋服でもjewelryでも…この表現をして、周りに不思議がられるのですが、 
アタシの中で、この『美味しそう』と感じる色彩はとっても大切。 
なんだか、とってもHappyな心持ちになれる気がしませんか? 
シックなjewelryも大好きですが、『美味しそう』って感じるような 
jewelryを作るのも大好き♪この感覚、伝わるかしら?(笑) 



ちょっと、遊んでみました 
↓ 意外に乙女な部分が残ってる???? ↓ 





2012/05/29

Apatite



Stone:Apatite(ダーク、ネオン、シーブルー)         




Apatite(アパタイト)という響き。 
jewelryを作るようになってから出会った石ですが、最初にこの名前を 
聞いた時、真っ先に『歯磨き粉』を連想してしまいました。 


でもね皆さん、驚くなかれ!! 


実際にアパタイトは歯の成分の一つであり、歯科医療現場では歯の充填素材 
としてよく利用される鉱物なのだそうですよ! 物質構造の強化や吸着力を 
高める効果もあるようで、アタシ達乙女の(←!)身近なところでは 
ファンデーションにもアパタイトの成分が使用されているんですって。 
こんなに美しい石(成分ですが)で、毎日歯を磨いたり、ファンデを 
パフパフしていたなんて…ね(笑) 


アパタイトはリン酸塩鉱物の一種で、和名は『燐灰石(りんかいせき)』。 
産出される形や色が多彩なので、一目で特定するのが難しく 
『百面相の石』と呼ばれている石です。鉱物性質とも関連するように、 
アパタイトは『絆を強める・繋げる』というエネルギーを持っているそう。 
家族、友人、恋人、チーム、組織・会社、そしてアタシ達の心と身体…。 
どのシチュエーションにおいても役立ちそうですね。 


写真のピアスにはネオンブルーとダークブルー、シーブルーの 
3種類のアパタイトを使用しました。


2012/05/28

Une pierre sans le nom




Stone:Labradrite、トップは不明         



石を購入する際、大体名称(宝石名)が明記されているのですが、 
ごくたまに、カテゴライズされていないstoneに出会う時があります。 
このトップの石がそうでした。見た目は水晶が内包されたオニキスの 
ように見えますが…オニキスほど硬度がなさそう。 
一見、脆そうに見えるのに、圧をかけても欠けたりしない… 
なんとも不思議な石でした。 


カテゴライズ不明のものでも、惹かれる石があれば購入しますし、 
もちろんjewelry制作にも使用します。素敵な石は名前なんてわからなくても 
素敵ですものね。ただ、使用石をお客様にご説明出来ないので、 
「石の意味」を考えて選ばれる方には申し訳ないなぁと思っています。 


カテゴライズ出来ない石ってなんなのでしょうね。 
構成している成分が不安定なのでしょうか? 
でも、折角パーツとして切り出されているんだから、 
名前のない石達も『jewelry』として素敵なオーナーが 
見つかりますように…と思って作っています。 


・・・という訳で。 
jewelryの商品説明において、stone欄が「etc.」になっていたり 
「不明」となっている時がありますが、これは、カテゴライズ不明の 
石を含んでいる場合になります。単純にアタシが名前をど忘れして 
書けない場合もあるんですけどね(苦笑) 

  

【milly.b Exhibition】 at airyroom K's


記事にするのが、すっかり遅くなってしまいました。


5月3日〜5日に大阪の【airyroom k's】さんで開催された【milly.b Exhibition】。
(milly.bさんのHPはこちら♪→アンティーク&アクセサリー【milly.b】
イベント期間中は残念ながら予定が入って行けなかったのですが、
どうしてもmillyさんとmillyさんのアクセサリーにお会いしたくて、
前日のディスプレイされる時間に厚かましくもお邪魔させていただきました。
ほんの少〜しだけディスプレイのお手伝いをさせていただきました…が、
ほとんど邪魔しかしてなかったです(苦笑)






airyroomさん。
最初に言っておきます。ここ、絶対長居しちゃいます!
オーナーが一つ一つ集めたセンスの良いテーブル、椅子、アンティーク。
美味しそうな焼き菓子。作家さんのアクセサリー。
『居心地がよい』ってこういう空間を言うんですよね。
実際、居心地よすぎて5時間くらいいたかも(笑)




millyさんが到着後、オーナーを交えてしばしトークタイム。
ケーキもお飲物も絶品〜☆
実は超人見知りのアタシ。
オーナーもmillyさんも美しすぎて、緊張がMAXでした。
きっとヘンテコな発言をいっぱいしてしまったはず。。。


↑ millyさんに強引に押しつけたアタシの気持(笑)↑





夜の営業時間までにディスプレイ完成を目指し、
什器の大移動。millyさん、細い身体のどこにそんな力が?
という程、ガテンなお仕事っぷり!
アタシはただウロウロウロウロ(笑)
折角millyさんがセッティングしたアクセサリーも
『これも素敵♪あ、こっちもいいわ♪』と
手にとってしまい…確実に邪魔なアタシ。


で、このエントランス部分が



 数時間後、見事millyワールドへ生まれ変わりました。
(この後、オープンまでにさらに美しくディスプレイされてました)





アタシのfirst milly.b はクロスのペンダント。
ぜ〜んぶ買い占めたい気持を抑え、悩みに悩んで一つに絞りました。





イベントには沢山の方が行かれたようです。 
お目当ての子をゲットしに来られた方、思わぬ出会いのあった方。
皆さんのレポや記事をワクワクしながら拝見させていただきました。 
引き続きmillyさんのアクセサリーはお取り扱いがあるので、 
今回イベントに行かれなかった方も、是非。 
そして、美人オーナーとの素敵なおしゃべりとともに
美味しいお茶(夜はお酒ね)を楽しんでください・・・☆



最後にもひとつ。。。

↑ オーナーに強引に押しつけたアタシの気持(笑)



2012/05/26

Ruby


Stone:Ruby         



宝石に興味がない方でもルビーは知ってるじゃないかしら? 
『ルビーの指輪』も流行りましたしね。 
あ、あと『ビルマの竪琴』とか!あ、古い? 


語源はラテン語で「赤」を意味する『rubeus(ルベウス)』に由来。 
7月の誕生石で石言葉は『熱情・情熱・純愛』。
産地はミャンマー、スリランカ、タイ、カンボジアなど…アジアが多いですかね。 
『ピジョン・ブラッド(鳩の血色)』と呼ばれるルビーが最高とされていますが、
濃く照りもある本当に美しい色で、思わず魅入ってしまいます。 
あ〜どうしても『ビルマの竪琴』を思い出すわっ(笑) 


とても興味深いルビーと言えば・・・ 
1777年にスウェーデン王グスタフ・アドルフがロシアの女帝 
エカチェリーナに贈った小型の鶏卵ほどもあるヨーロッパ史上最大の 
ルビーが、ロシア革命以降行方がわからなくなっているというお話。 
(ロシア革命以前は皇帝の冠に飾られていました) 
そんなビッグピースですから、きっと今後も表舞台に出ることは 
ないでしょうし、もう既に、別の形にカットされてしまっているかも 
しれませんが、どこかでまだ眠りについているとしたら。 
一目でいい…この目で見てみたいです。 



2012/05/24

fleur artificielle


Stone:Fresh Water Pearl、Black Onyx         



お花をもらうといつもとっても困ってしまう。 
枯れてしまうのを見るのが嫌だから。 
散りゆく姿も、それはそれで美しいものなのかも知れませんが、 
なぜだかとても寂しい気持になるのです。 



上手にドライに出来る人が羨ましいです。 
ドライになれば、また違う味わいや趣が出て、素敵ですものね。 
その昔、誕生日に歳の数だけ薔薇をもらう…というのが流行っていて 
(今でもあるのかしら?)、頂いた時にはさすがに頑張って 
ドライに挑戦してみたこともあるのですが、敢えなく惨敗。 
最近では、自分で作れるpreserved flowerの液が普及し始めている 
ようですが、これはドライ以上に出来なさそう。もうすっかり 
「花」に関しては、咲いているのを見るのが専門の人になっています。 



jewelryでもね、preserved flower を使った繊細で美しいものが 
沢山あります。preserved flower は20年くらい前に開発された 
加工法のようですが、花の美しさをそのまま身に着けられるので、 
作り手としてはとても魅力を感じる素材ではあるのですが、未だ 
どうしても手が出せないでいます…トラウマかしらね? 
だから、アタシが使うのはいつも造花。 
ま、これはこれで可愛らしいですけどね(笑)。


2012/05/22

Une vendange d'allemand 1950


Stone:Dark Blue Jade          



トップは1950年代の Souvenir Charm になります。都市の描写も綺麗です。 
描かれているのは、Wisbaden(ヴィースバーデン)というドイツの都市。 
Frankfurt am Main(フランクフルト)に続く第二の都市で、 
古代ローマ帝国時代より温泉で知られており、観光業も発展しているようです。 


KurhausWiesbaden          

描かれているのはこの建物のようですね。 
チャームにはWisbadenの紋章も入っています。 


 Souvenir Charm は、そこに描かれた風景から、
訪れたことのない国・街を色々と想像する楽しみがある
素敵なアイテムですね。



2012/05/11

Black spinel




Stone:Black spinel/parl            
Material:ピアスフックのみK14GF           



トップについているのがブラックスピネル。和名は黒尖晶石です。 
スピネル自体はレッド・ブルー・グリーン・イエローなど… 
他にも色がありますが、市場で見かけるのはレッドスピネルと 
ブラックスピネルが多いかしら。 


レッドはルビー、ブラックはオニキスと見分けにくいかもしれませんね。 
歴史上でルビーとされていたものが、実はスピネルだった…というのは 
よく聞くお話です。百年戦争の際、ヘンリー5世の兜に填め込まれていた 
イギリス王室の宝『黒太子のルビー』もルビーの名がついていますが、
140カラットの巨大なレッドスピネルです。 


あ、ブラックスピネルのお話をしようと思っているのに、 
レッドスピネルの事ばかりお話しちゃいましたね(苦笑) 


ブラックスピネルは照りや艶があるとても美しい石。 
カットがよければ、本当にキラキラして素敵ですよ。 
個人的にはオニキスよりもスピネル派かな。 


古くから、病気の治療などで使われたり、お守りとしても着用されて
いたようです。自己実現や、目標達成へのサポートをしてくれるそうなので、
何かにチャレンジしようと思っている方にオススメかな。